進学情報

進学に関するQ&A

よくある質問(FAQ)

健康総合科学科について
健康総合科学科全体について教えてください/各専修について教えてください/研究室と教員の研究分野について教えてください/卒業論文について教えてください

授業・カリキュラムについて
どんな授業があってカリキュラムはどうなっていますか/卒業までにどのくらいの単位が必要ですか/文科から進学したいのですが講義についていけますか

進学情報について
健康総合科学科の科類別の定員を教えて下さい/進学する上で教養学部前期課程で受講しておいた方が良い講義はありますか

学生生活について
健康総合科学科の在学生や卒業生から直接お話を聞くことはできますか

就職先・進学先について
卒業生の就職先・進学先を教えてください

その他
健康総合科学科で行っているイベントはありますか/海外留学などの機会はありますか

健康総合科学科について

Q. 健康総合科学科全体について教えてください

A. 近年、人々の健康を向上する上で、人間を分子・細胞・組織・臓器レベルといったミクロな視点だけでなく、人間を取り巻く社会・環境を含めたマクロな視点で人々の健康を捉えることが必要となってきています。例えば、「人間を対象とした生命科学・生物学的研究」、「人間の生物学的側面を重視しつつ社会のしくみを考える研究」、「健康の保持と回復を支援する方法の開発・研究」などの多様な側面から人々の健康を考えることが重要です。
 人々の健康を探求する学問として、医学や薬学がよく知られていますが、「健康科学」もその1つです。医学や薬学は、自然科学を基盤とし、分子・細胞・組織・臓器レベルといったミクロな視点で人間を捉えています。一方、「健康科学」は、自然科学に人文社会科学・実践科学を統合し、人間の健康をミクロにもマクロにも捉える新しい学問です。健康総合科学科では、この「健康科学」を基盤として、基礎生命科学、社会行動健康科学、看護科学などを幅広く、かつ複合的に学び、世界で活躍できる「健康科学」分野の人材を養成することを目指しています。

Q. 各専修について教えてください

A. 健康総合科学科では環境生命科学専修公共健康科学専修看護科学専修の3専修で構成されています。各専修を構成する研究室については、組織からご覧ください。学生は健康総合科学科への進学内定後(平成31年度は4月)に自身が希望する専修を選択します。

  • 環境生命科学専修
    分子から集団に至るまで、人間〈ヒト〉には他の生物にはない様々な特徴があります。この専修では、個体としてのヒトの健康事象を把握するために不可欠な人間生物学、その個体を構成要素とする臓器・細胞・分子レベルにおける生命科学、ならびに人間の集団が活動する場となる人間−生態系に関する環境学を学ぶことができます。また、多くの研究室が海外をフィールドとして研究を行っており、国際的な視点も養うことができます。
  • 公共健康科学専修
    ビジネスや政治など、実社会で扱うデータの大規模化・複雑化を背景に、情報科学や統計学の専門家の需要が急速に高まっています。一方、「〈人〉がつくる社会」についての基本的理解がなければ、データを分析できる技術があっても社会に役立てることは困難です。本専修では、「健康」をテーマとして、関連する様々な情報を扱い、分析・解釈し、実社会へと実装するためのスキルと知識、そして態度の修得を目標とします。具体的には、医学・疫学研究のデザインやデータ分析の方法論、治療や予防の効果検証手法、疾病の社会的負担や保健医療政策の分析手法、健康の社会・行動的要因の測定・分析方法、データに基づく対策や提言の立案・実践手法などを習得し、リーダーシップを発揮して健康課題に対応できる人材を養成します。
  • 看護科学専修
    この専修では、健康課題を抱える〈ひと〉をミクロ(細胞レベル)・マクロ(社会レベル)に捉える視座、および看護科学に基づく健康増進・維持・回復を目的としたアプローチについて学ぶことができます。具体的には、基礎看護学や地域看護学、国際看護学などの授業、生命科学実習・健康科学調査実習・マネジメント能力養成のための実習・国際保健の現場における実習などを通して必要な知識・実践力を身に付けます。基礎科学から臨床での看護実践に至るまで、従来にない「新しい」看護科学を追求しています。
Q. 研究室と教員の研究分野について教えてください

A. 健康総合科学科では、環境生命科学専修、公共健康科学専修、看護科学専修を構成する14の研究室が学部教育と研究を行っています。研究室の詳細は研究室一覧から、各教員の研究テーマなどの詳細は教員一覧からご覧ください。

Q. 卒業論文について教えてください

A. 健康総合科学科の学生は、4年生になったら、自身が所属する専修から1つの研究室を希望し、卒業論文の指導を受けることができます。希望した研究室の教員からの指導を受けながら、卒業論文の計画立案、調査・実験の実施、執筆を進めていきます。卒業論文発表会の様子はこちらから、具体的な卒業論文のテーマは卒業論文一覧からご覧いただけます。

授業・カリキュラムについて

Q. どんな授業があってカリキュラムはどうなっていますか

A. 健康総合科学科の講義には、履修の必要性に準じて「共通必修科目」、専修ごとの「専修必修科目」、「選択科目」の区分がありますが(進学情報 カリキュラムページ)、担当する教員・研究室や講義の性格に応じて以下の「科目分類」を作成しています。

  • 概論・学習技術
    健康科学を俯瞰する「健康総合科学概論」をはじめ、広く医学・健康科学論文の読み書きに必要なスキルセットを含む。
  • ヒトの生命メカニズム
    基礎医学から臨床医学、さらに人体内のミクロな視点からの生命科学と、いわゆる「ウェット」な(いわゆる実験室で行うような)実験手法を習得する。
  • 集団の健康
    人間の健康をよりマクロな視点で捉える方法論、および「ドライ」な医学・健康科学の研究手法(データ解析や理論化)を習得する。
  • 社会的生物としての人間の健康
    身体的健康だけでなく、精神保健、健康科学への社会学的アプローチ、また健康科学・医療にまつわる倫理学などの分野横断的トピックスからなる。
  • 健康の破綻と回復
    病気や疾患、その状態からの回復を担う看護学一般、より広範囲を扱う分野別看護学に関する講義群からなる。
  • 看護学実習
    病院等における現地実習。全て看護科学専修必修。
  • 卒業論文
    全ての専修で、いずれかの研究室に所属して卒業論文の執筆を求める。

具体的な講義名は学科内向け情報ページを、講義内容は東京大学授業カタログを参照して下さい。

Q. 卒業までにどのくらいの単位が必要ですか

A. 健康総合科学科では、「共通必修科目」すべての履修に加え、専修ごとに定められている「専修必修科目」の履修が義務付けられています。さらに、他専修の「専修必修科目」または「選択科目」から各自の興味に応じて履修し、卒業認定に必要な単位数(下記ページ参照)をそろえる必要があります。

Q. 文科から進学したいのですが講義についていけますか

A. ここ数年間、進学生の出身科類は文理およそ半数ずつで推移しています(データでみる健康総合科学科ページ)。各専修の教員もその点は熟知しており、出身科類によらず関心のあるどの分野でも学修できるよう、講義・実習と卒論指導を肌理細かく行っています。
 特に文科の学生さんが苦手意識を持ちやすい生命科学に関しては、「基礎生命科学」が必修科目(文科出身のみ)となっており、前提知識なく健康科学の学習を始めることができます(学科内向け情報ページを参照)。一方で、健康科学ではいわゆる文系的なアプローチを必要とする研究分野も数多くあり、そのような分野へ「転向」して活躍する理科出身の卒業生もたくさんいます。

進学情報について

Q. 健康総合科学科の科類別の定員を教えて下さい

A. 定員44名のうち、理科枠と全科類(理科+文科)枠があり、それぞれに第1段階と第2段階の定員が決まっていますが、全体で理科18名、全科類26名となっています(平成31年度)。従って文科からは最大26名が進学可能となります(理科定員に入らなかった理科学生は全科類枠に振り分けられます)。ただし、定員や内訳は変更される可能性がありますので、必ず年度ごとに教養学部で発行している「進学選択の手引き」をご確認下さい。

Q. 進学する上で教養学部前期課程で受講しておいた方が良い講義はありますか

A. 進学を考えている学生さんには、健康総合科学の各研究分野を俯瞰する学科教員によるオムニバス講義「ヘルス・サイエンス概論:ヘルス・サイエンスへの招待」(人間・環境一般D)、さらに看護科学に興味のある方は「看護学概論1:生きることを支える科学」「看護学概論2:社会で活躍する看護プロフェッショナル」(いずれも人間・環境一般D)、また「初年次ゼミナール理科」(公共健康科学系・看護科学系の各1コマ)の履修を強く勧めます。(駒場での開講講義ページ)。学科では英文の教材を用いることが多く、さらに海外研修を積極的に推進しているため、外国語は真面目に履修しておいて下さい。興味の持った分野を詳しく知りたい場合は、上記講義で担当の教員に直接質問するのが一番です。
 同時に、本学科で扱うテーマの射程は広く方法論は多岐にわたり、また人の健康問題を扱うことの責任感が求められます。どこの学部学科でも同様ですが、特に本学科では、専門知識に偏らず教養学部らしく広い観点からリベラルアーツを学んできた、バランスのとれた意見と知識を持つ学生さんが在学中・卒業後に非常に活躍する傾向にあります。

学生生活について

Q. 健康総合科学科の在学生や卒業生から直接お話を聞くことはできますか

A. 健康総合科学科ホームページでは、学科生の声で、健康総合科学科の在学生・卒業生の声を紹介しています。文科出身学生・理科出身学生インタビューでは、健康総合科学科を選択した決め手や具体的な学生生活について知ることができます。在学生情報発信コーナーでは、学科のイベントや在学生の活動などについて、在学生が執筆した記事を掲載しています。卒業生の声では、健康総合科学科で学んだことと現在の仕事とのつながり、進学を考えている人へのメッセージなどのインタビューを掲載しています。また、毎年、駒場生のための進学ガイダンスを開催しており、直接、健康総合科学科の教員や在学生からお話を聞くこともできるので、ぜひご参加ください。

就職先・進学先について

Q. 卒業生の就職先・進学先を教えてください

A. 健康総合科学科の卒業生は、環境生命科学専修、公共健康科学専修、看護科学専修いずれの専修も約半数は大学院へ進学しています。大学院に進学しない場合、医療施設、保険会社、製薬企業、コンピュータ関連の民間企業、外資系企業、地方自治体、金融機関、広告代理店などが主な就職先ですが、健康総合科学科での学びを活かして就職する卒業生が多くなっています。看護科学専修の卒業生は看護師の国家資格を取得できるため、多くが医療施設へ就職しますが、臨床経験を積んでから大学院へ進学する者も多くいます。詳しくは、卒業生の進路からご覧いただけます。

その他

Q. 健康総合科学科で行っているイベントはありますか

A. 健康総合科学科や健康総合科学科の各研究室が主催するイベントについては、健康総合科学科ホームページ内のNewsで随時お知らせします。また、下記のホームページにもイベント情報が掲載されますので、あわせてご覧ください。

Q. 海外留学などの機会はありますか

A. 健康総合科学科では、国際社会に貢献できるグローバルな人材を育成するために、2015年度より海外渡航支援活動を行っています。海外渡航支援活動は、「日本で学べないことを、海外で経験したい」という学生の熱意を支援するために、海外研修の費用を支給する制度です。学生は、自分の興味や関心に従って自主的に研修先の決定、研修内容の企画、研修先との交渉・調整などを行います。また、海外渡航支援活動を担当する教員が万全のサポートをしますので、学生の皆さんは安心して海外研修を行うことができます。現在までに、米国、英国、オランダ、フィリピン、タイ、台湾など様々な国で研修を行っています。詳しくは、教育のグローバル化をご覧ください。