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梅﨑うめざき 昌裕まさひろ  教授 Umezaki Masahiro

所属:東京大学大学院医学系研究科 国際保健学専攻 人類生態学
講座:人類生態学
E-mail:umezaki@humeco.m.u-tokyo.ac.jp
Webサイト:http://www.humeco.m.u-tokyo.ac.jp/individuals/umezaki/index

略歴

1991年3月
東京大学医学部保健学科卒業
1991年3月
東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻修了 博士(保健学)
1997年4月
東京大学大学院医学系研究科 助手
2002年4月
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 講師
2005年7月
東京大学大学院医学系研究科 助教授
2007年4月
東京大学大学院医学系研究科 准教授
2018年1月
東京大学大学院医学系研究科 教授

教育

担当授業科目(学部)
人類生態学 ╱ 医療人類学 ╱ 人口学
担当授業科目(大学院)
人類生態学特論I
初学者向け研究紹介
私の関心は、人間の生物としての特徴、異なる環境に適応した結果としての生物的変異、文化の多様性、その相互作用を解明することです。そのためには、実際の人類集団を対象とした「予断なき」観察による発見と、その発見の妥当性を検討するためのデータ収集・分析が必要となります。このような研究は、「人類とは何か」という根源的な問題に関連するだけでなく、国際保健の課題あるいは環境問題の解決にむけた取り組みにとっても、現実的な意味をもっていると考えています。

研究

研究分野
ヒト個体群の適応機能の解明 ╱ 国際保健学
現在の研究課題
1)パプアニューギニア高地人の腸内細菌の栄養機能
2)ラオス北部地域におけるファイトケミカルの摂取と腸内細菌叢,酸化ストレス
3)コミュニティーは高齢化・人口減少にどう対応するか
4)地理情報システムを活用した健康科学
5)インドネシア・スンダ社会における生業変容・世帯間格差
6)過疎地に居住する高齢者の慢性炎症を規定する要因
研究内容キーワード
生態系 ╱ 環境問題 ╱ 産業革命 ╱ 腸内細菌 ╱ 栄養 ╱ ファイトケミカル ╱ パプアニューギニア ╱ ラオス ╱ 高齢化 ╱ 人口減少
所属学会
生態人類学会 ╱ 日本オセアニア学会 ╱ 日本人口学会 ╱ 日本人類学会 ╱ 日本健康学会
著書(10件まで)
  1. 梅﨑昌裕(2021)「意図せざるドメスティケーション:人類と細菌のかかわりを手がかりに」.卯田宗平(編)『野生性と人類の論理:ポスト・ドメスティケーションを捉える4つの思考』東京大学出版会,270-283.
  2. 井原 泰雄, 梅﨑 昌裕, 米田 穣 (編著)(2021)『人間の本質にせまる科学: 自然人類学の挑戦』東京大学出版会.
  3. 梅﨑昌裕(2021)「人類の栄養適応:腸内細菌はどう寄与したか」.池谷和信(編)『食の文明論:ホモ・サピエンス史から探る』農文協,328-347.
  4. 梅﨑昌裕,風間計博(編)(2020)『オセアニアで学ぶ人類学』 昭和堂.
  5. 梅﨑昌裕(2018)「ロイ・A・ラパポート」.岸上伸啓 編著 『はじめて学ぶ文化人類学:人物・古典・名著からの誘い』 ミネルヴァ書房.
  6. 梅﨑昌裕(2018)「パプアニューギニア高地における肉食」. 野林厚志 編著 『肉食行為の研究』 平凡社,  pp. 104-126.
  7. 渡辺知保,梅﨑昌裕,中澤港,大塚柳太郎,関山牧子,吉永淳,門司和彦 (2011) 『人間の生態学』 朝倉書店.
  8. 梅﨑昌裕 (2010) 「自然」を食べる: ニューギニア焼畑農耕民の食生活」.津金昌一郎  編著 『「医食同源」―食とからだ・こころ』 ドメス出版, pp. 171-179.
  9. 梅﨑昌裕(2007) 『ブタとサツマイモ:自然のなかに生きるしくみ』 小峰書店.

その他

趣味

海釣り

座右の銘

初心わするべからず

将来の夢

新しい科学的発見をすること

学生への一言

一緒に挑戦しましょう