学科生の声
卒業生の声
2004年度卒業
理科二類出身 西内 啓
企業から、日本の健康に働きかける。

西内さんは、本学科卒業
この学科を選んだ理由
教養学部理科二類に在籍時は、離散数学に興味があったんです。整数や自然数の世界ですね。でも、その分野で一生仕事をしていくことには、不安がありました。
ではそれ以外に何がよいかと考えてみると、「人間とは何か?」
今の仕事と、学科で学んだことのつながり
今は、株式会社データビークルで、企業向けの分析用ソフトウェアを開発しています。企業の中には多くのデータが蓄積されていますが、データをどのように分析したらよいのか、悩んでいる人は多いんですよ。
学科で学んだことと今の仕事での関連については、もちろん、所属していた生物統計学教室で学んだことは直接活きていますね。統計学以外の講義では、「音響認知」が意外と役に立ちました。※1 耳に入ってきた音が、脳で認知される仕組みなどを勉強したんです。今、人工知能や機械学習がブームになっていますが、実際の仕事でも音声データを扱う機会があり、その講義の内容が応用できました。
また、社会調査実習で、フィールドに出てインタビューを行い、分析して報告書まで作成した経験も、今の仕事に役立っていると感じます。
自分自身の今後の展望
今、健康にとって悪影響を与える要素については、かなり研究が進んでいます。例えば、たばこが癌のリスクをあげることは、今や明らかですよね。でも、どうしてたばこを吸う人は、いなくならないのでしょうか? それは、
ここで政治的な振る舞いを身につけて直接行政に働きかける、
進学を考えている(悩んでいる)人へのメッセージ
脚光を浴びていない分野にこそ、チャンスがあります。
ブームになっている分野は、すでにある程度のブレイクスルーを経過してきているものです。裏を返せば、まだブームの来ていない分野は、あなたがブレイクスルーを起こせる可能性があります。本学科にはたくさんのエキサイティングな分野があります。何かやりたいことがあれば、ぜひ挑戦してみることをお勧めします。
※1 「音響認知」の講義は現在は行われていません。
(インタビュー:2016年 所属・学歴等の内容はインタビュー当時のものです。)