東京大学 医学部 健康総合科学科

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研究室/教員紹介

教員一覧

こんどう なおき

近藤 尚己准教授 
KONDO Naoki
所属 大学院医学系研究科公共健康医学専攻
保健社会行動学分野
E-mail nkondo@
Webサイト http://plaza.umin.ac.jp/~naoki_kondo/index.html

略歴

2000年4月 山梨医科大学医学部医学科卒業
2002年7月 山梨医科大学医学部 助教(保健学II講座)
2005年3月 山梨医科大学大学院医学系研究科修了 博士(医学)取得
2006年8月米国ハーバード大学公衆衛生大学院研究フェロー
(HSPH Takemi International health Fellowship, Abe Fellowship)
2010年4月 山梨大学大学院医学系研究科 講師(社会医学講座)
2012年4月東京大学大学院医学系研究科 准教授
(公共健康医学専攻臨床疫学・経済学分野)
2013年4月東京大学大学院医学系研究科 准教授
(保健社会行動学分野)

教育

担当授業科目(学部)
担当授業科目(大学院) 社会と健康I、社会と健康II
初学者向け研究紹介 健康でありたいと思うのは誰もが望むことですが、本人の努力でかなう部分とそうでない部分があります。所得や職業・学歴など、個人がおかれた社会経済状況により、健康状態が著しく異なることがわかっています。そればかりでなく、住んでいる国や地域のあり様によっても健康状態は左右されます。文化や制度・政策・社会関係・所得格差といった社会要因が健康に大きく影響を与える可能性があります。社会と健康の複雑な関係を紐解いていくことで、健康を視点に、あらゆる政策を考えるためのヒントを提示できると考えています。国内外の大規模な調査データや自らが実施する追跡調査により、「健康な社会のあり方」の議論に資するような研究成果を発信することを目指しています。このような作業は「人間ってなんだろう?」という問いに対する答えの探求でもあると思っています。

研究

研究分野 社会疫学・公衆衛生学・健康に影響を与える社会要因の研究
現在の研究課題 1)健康の社会的決定要因に関する10万人の高齢者追跡研究(JAGESプロジェクト)
2)社会と健康、健康格差のメカニズムについての学際的調査研究(JSHINE)
3)被災地における高齢者の社会生活と保健活動の在り方に関する研究
4)退職前後世代の国際大規模追跡調査(JSTAR)
5)健康格差の視覚化とモニタリングプロジェクト
ほか、ネパール・バングラデッシュでの水環境と健康に関する研究支援・パプアニューギニアにおけるマラリア対策の有効性の検証についての研究支援など
研究内容キーワード 健康の社会的決定要因・健康格差・ソーシャルキャピタル・疫学
所属学会 日本疫学会 評議員
日本公衆衛生学会 評議員
日本産業衛生学会 学会誌編集委員
日本衛生学会 普通会員
International Epidemiologic Association普通会員
Society for Epidemiologic research普通会員
International Health Economics Association普通会員
American Public Health Association普通会員
代表論文・著書
(10件まで)
1. Kondo N, Suzuki K, Minai J, Yamagata Z (2012). Positive and negative effects of finance-based social capital on incident functional disability and mortality: An 8-year prospective study on elderly Japanese. Journal of Epidemiology 22(6):543-550.
2. 近藤尚己*, 近藤克則(2012). 「健康格差の是正」にどう取り組むか. 保健師ジャーナル 68(6), 468-473.
3. Wada K*, Kondo N (equal contribution), Gilmour S, Ichida Y, Fujino Y, Satoh T, Shibuya K (2012). Trends in cause-specific mortality across occupations among working-age Japanese men during the period of economic stagnation, 1980-2005: Retrospective cohort study. British Medical Journal 344, e1191.
4. Kondo N*, van Dam RM, Sembajwe G, Kawachi I, Subramanian SV, and Yamagata Z (2011). Income inequality and health: roles of population size, inequality threshold, period effects, and lag effects. Journal of Epidemiology and Community Health 22, e11.
5. Kondo N*, Sembajwe G, Kawachi I, van Dam RM, Subramanian SV and Yamagata Z (2009). Income inequality, mortality and self-rated health: A Meta-analysis of multilevel studies with 60 million subjects. British Medical Journal, 339(nov10_2), b4471-.
6. 近藤尚己*, イチロウ・カワチ (2009). 貧困・所得格差と健康―貧困の絶対性と相対性の観点から.貧困研究 2, 39-50.
7. Kondo N*, Kawachi I, Hirai H, Kondo K, Subramanian SV, Hanibuchi T, et al (2009). Relative deprivation and incident functional disability among older Japanese women and men: Prospective cohort study. Journal of Epidemiology and Community Health, 63(6), 461-467.
8. Kondo N*, Kawachi I, Subramanian SV, Takeda Y, & Yamagata Z (2008). Do social comparisons explain the association between income inequality and health?: Relative deprivation and perceived health among male and female Japanese individuals. Social Science & Medicine, 67(6), 982-987.
9. Kondo N*, Subramanian SV, Kawachi I, Takeda Y, & Yamagata Z (2008). Economic recession and health inequalities in Japan: analysis with a national sample, 1986-2001. Journal of Epidemiology and Community Health, 62(10), 869-875.
10. (共著)Global Perspectives on Social Capital and Health. Springer.(和訳あり・2013年発売)

その他

趣味 トレイルラン(山道を走る運動)・野遊び
座右の銘 衣食足りて栄辱を知る
将来の夢 社会とカラダの関係について「へえ!」とうなるような新しい発見をしたい
学生への一言 無邪気な好奇心を持ち、いろいろなアイデアについて語り、学び合いましょう。そうやって学んだことは必ず世の中の役に立つはずです。