教育・研究

教員一覧

池田いけだ 真理まり  教授 Ikeda Mari

所属:東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 家族看護学分野
講座:家族看護学
E-mail:maritake-tky@umin.ac.jp
Webサイト:http://www.fn.m.u-tokyo.ac.jp/

略歴

1989年3月
東京大学医学部保健学科 卒業
1989年4月-1996年3月
花王株式会社 家庭品事業部門 ほか
1996年4月-2000年5月
厚生省 健康政策局看護課 ほか
1998年7月
筑波大学大学院教育研究科カウンセリング専攻修士課程 修了
2000年7月-2002年12月
米国在中(地域コミュニティーセンターに於いて心理相談員)
2004年4月
茨城大学教育学部付属教育実践総合センター 
2011年3月
東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻家族看護学分野博士後期課程 修了
2011年4月
東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻家族看護学分野 助教
2004年4月
東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻看護管理学分野 助教
2016年4月
東京女子医科大学看護学部看護管理学 教授
2021年8月
東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻家族看護学分野 教授

教育

担当授業科目(学部)
ヘルスコミュニケーション学 ╱ 家族と健康 ╱ 小児看護学Ⅰ・Ⅱ ╱ 小児看護学実習Ⅰ・Ⅱ ╱ 統合実践実習
担当授業科目(大学院)
家族看護学特論Ⅰ・Ⅱ ╱ 家族看護学演習Ⅰ・Ⅱ ╱ 家族看護学実習Ⅰ・Ⅱ
初学者向け研究紹介
家族看護学は、家族が家族員の健康問題・発達課題などに直面し、脆弱性が高まった時に、その家族全体を看護の対象と考える分野です。 家族の強みを育むために、家族の始まりから(妊娠中から)シームレスなケア、とくに、早期に形成されるアタッチメント・スタイルに着目した研究を行っています。 また、ライフステージに於いて、家族員におきてしまった危機を家族全体の危機になることを最小限にとどめるため、家族看護ケア技術と支援体制・システムを考えて活動しています。

研究

研究分野
家族看護学 ╱ 家族心理学 ╱ 看護管理学 ╱ 対話(ナラティブ)
現在の研究課題
・家族形成期のメンタルヘルスと育児支援に関する研究
・アタッチメント・スタイルに着目した看護ケアの開発と普及
・がん患者と家族のQOLに関する研究
・大事な人を亡くした家族の支援に関する研究
研究内容キーワード
周産期のメンタルヘルス ╱ アタッチメント・スタイル ╱ 家族のQOL ╱ 心的外傷
所属学会
日本家族看護学会(理事) ╱ 日本看護管理学会(評議員) ╱ 日本看護科学学会(理事) ╱ 日本小児看護学会 ╱ 日本質的心理学会 ╱ 周産期メンタルヘルス学会
著書(10件まで)
  1. ・池田真理,上別府圭子.出産後うつ状態のリスクを妊娠期に予測する-対話を大事にしたC.T. Beck氏の方法を中心に-.看護研究. 44(4):446-453, 2011
  2. ・池田真理.世代に持ち越す関係性を研究する.保健の科学. 54(9):618-622, 2012
  3. ・池田真理,西垣佳織,上別府圭子.妊婦の「妊娠体験」とそれを夫と共有することについて-アタッチメントの視点からの考察-.心理臨床学研究.31(2):312-317, 2013
  4. ・Ikeda M, Hayashi M, Kamibeppu K: The relationship between attachment style and postpartum depression. Attachment and Human Development. 16(6):557-572,2014 (アタッチメント・スタイルと産後うつ病との関連を明らかにした私の博士論文の一部です。)
  5. ・池田真理,上別府圭子.「親は子どものこころにどのように対応していけばよいのか」.最新こどものこころの医学.(中村和彦編).金芳堂.2014
  6. ・池田真理 薬物治療を受けるがん患者の外見の変化を支える.医学のあゆみ. 252(13):1288-1292 , 2015
  7. ・吉田敬子,林もも子,池田真理 監訳.アタッチメント・スタイル面接の理論と実践.金剛出版.2017

その他

趣味

ピアノを弾くこと、身体を動かすこと、植物園にいくこと、レコード鑑賞

座右の銘

Follow your heart!

将来の夢

ゆっくりと世界旅行

学生への一言

看護の力を感じてください。人と関わるのが好きな人はぜひ!