教育・研究

教員一覧

大庭おおば 幸治こうじ  准教授 Oba Koji

所属:東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 生物統計学分野
東京大学大学院医学系研究科 健康科学・看護学専攻 生物統計学/疫学・予防保健学分野
講座:疫学・生物統計学
E-mail:oba@epistat.m.u-tokyo.ac.jp
Webサイト:http://www.epistat.m.u-tokyo.ac.jp/

略歴

2003年03月
東京大学 医学部 健康科学・看護学科 疫学・生物統計学教室 卒業
2005年03月
同大学 大学院 医学系研究科 健康科学・看護学専攻 生物統計学分野 博士前期課程 修了
2005年04月
京都大学 医学研究科 社会健康医学系専攻 疫学研究情報管理学分野 助手
2006年10月
京都大学 医学研究科 EBM研究センター 特任助教
2010年04月
北海道大学病院 高度先進医療支援センター 助教
2011年09月
京都大学学位取得(社会健康医学)
2011年12月
北海道大学病院 高度先進医療支援センター データ管理部門 部門長/講師
2012年10月
フランス Institut Curie/ ベルギー Hasselt UniversityにてVisiting Researcherとして1年間留学
2014年07月
東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 生物統計学分野 准教授
2014年08月
東京大学大学院 情報学環 准教授 (配置換)、東京大学大学院医学系研究科 公共健康医学専攻 生物統計学分野 准教授(兼担)

教育

担当授業科目(学部)
[新カリキュラム] 健康総合科学概論、公共健康科学統合講義I・II、生物統計学実習、臨床・疫学研究の実例、医学データの解析・同実習、公共健康科学演習I ╱ [旧カリキュラム] 統計情報処理実習、疫学研究の計画と解析、医学データの解析・同実習
担当授業科目(大学院)
医学統計学演習 ╱ 生物統計学特論I・II ╱ 疫学・予防保健学特論I・II ╱ 医学統計学入門
初学者向け研究紹介
生物統計学(Biostatistics)は、統計的アプローチを用いて生物医学にまつわる様々な問題を解決することに貢献します。データ解析はもちろんのこと、問題を解決するためにデータをどのように収集するか、得られた結果をどのように解釈するか、といったことに関する方法論を提供する学問です。近年、データサイエンスや、医療ビッグデータ、といった言葉を新聞紙上でも目にするようになり、世間的な認知度も高まりつつあります。 私は、これまで大学のデータセンターなどに所属してきた経緯から、臨床試験・臨床研究の質管理の手法、効率的な評価を可能とする研究デザインの開発、終了した研究データの統合解析(メタアナリシス)といったテーマで研究を行っています。

研究

研究分野
生物統計学 ╱ 疫学
現在の研究課題
医学研究における研究デザイン、メタアナリシス、代替エンドポイントの評価、因果推論
研究内容キーワード
臨床試験 ╱ 疫学 ╱ メタアナリシス ╱ 因果推論
所属学会
日本計量生物学会(評議員) ╱ 日本臨床試験学会 ╱ 日本癌治療学会
著書(10件まで)
  1. 大庭幸治.胃がん臨床試験の個人データに基づくメタアナリシス.胃がんperspective 2015; 8: 20-7
  2. 田中司朗、大庭幸治、吉村健一、手良向聡.代替エンドポイントの評価のための統計的基準とその適用事例.計量生物学会誌 2010; 31: 23-48
  3. 木原雅子、木原正博 監訳.大庭幸治 他(訳者11名).医学研究のための多変量解析:一般回帰モデルからマルチレベル解析まで.メディカルサイエンスインターナショナル,東京.2008
  4. その他、論文などは教室ホームページをご参照ください。http://www.epistat.m.u-tokyo.ac.jp/member/

その他

趣味

スポーツ(東京大学運動会剣道部の副部長を担当しています)、音楽、飲酒

学生への一言

Forbes誌によると、2016年の集計では全ての修士号の中で、Biostatisticsが最も就職に役立つ修士号第1位になっていました(https://www.forbes.com/sites/kathryndill/2016/08/12/the-best-and-worst-masters-degrees-for-jobs-in-2016/#25117bef7435)。一緒に生物統計学を盛り上げていきましょう!