教育・研究

小児看護学実習I

授業概要

『小児看護学実習I』では、保育所と特別支援学校・院内分教室で実習を行います。保育所では、0歳児から6歳児(就学前)までの子どもが集団生活をしています。学生の皆さんはクラスを受け持ち、健常な子どもの成長・発達と、集団生活における子どもたちの安全と健康、家族を支援する看護職の役割について学びます。特別支援学校・病院内分教室は、入院している子どもが通う学校です。学生の皆さんは児童生徒との触れ合いを通じて、子どもの生活における教育の位置づけと、入院している児童生徒への教育および生活支援の実際について学びます。

この2つの場での実習を通じて、小児看護学の基礎となる「子どもの理解」と、それに必要な知識・技術・態度を実践的に学びます。この学びは、病院の小児科・小児外科病棟で行う『小児看護学実習II』『統合実践実習』につながっていきます。

一押しポイント

学生は、実習の前に、講義『家族と健康』『小児看護学I』で、子どもの特性や成長・発達、疾患や障害に応じて、子どもとその家族の発達と生活を支援することを学びます。この学びをもとに、実習ではどのような支援・環境づくりが行われているかを、実際に見学し、実践します。ひとは死ぬまで成長発達する存在であり、実習で学ぶ「成長・発達をふまえたひとの理解」は、子どもである場合に限らず、多くの場面で活かすことができます。

学生コメント

(保育所)
  • 2才児クラス・5才児クラスを訪問して、授業で学んだ子どもの成長・発達のスピードを間近で見ることができました。一緒にかけっこやブロック遊びをして、子どものかわいさを感じることができて、すごく楽しかったです!
(特別支援学校・病院内分教室)
  • 元気な子どもと同じように、入院している子どもが学校で学びたいと思う気持ちを強く感じました!勉強したり、友だちと遊んだりすることが病気と戦う力になっているということを聞いて、入院している子どもの学習環境がどこにでも確保できることが重要ではないかと思いました。